近年話題の電動バイク。コンパクト電動どんな人にオススメなの?ガソリンバイクと比べてメリットは? そもそもどういう使い方がいいのかな?と疑問もありますよね。そこで、コンパクト電動バイクのメリット・デメリットを確認してどんな人に向いているのかまとめてみました。
クルマを持っているのにコンパクト電動バイクも購入! その理由は…
クルマを持っていても、利用用途や距離によっては他の移動手段の方がよい場合も
例えばクルマ通勤の場合。
通勤距離が2~5km程度の場合、実はクルマはオーバースペック。
通勤経路が大通りで、朝の通勤ラッシュの時間帯だと自動車渋滞が起こる場合、車での通勤の方が返って時間がかかってしまうなんてことはありませんか?
家からの通勤距離が2km程度の場合、会社までコンパクト電動バイクだと、渋滞していても自動車の左側を通ることができるのでおおよそ7分くらいで到着しますが、クルマだと(状況にもよりますが)15分くらい。クルマはコンパクト電動バイクの倍の時間がかかります。通勤にかかる時間もそうですが、クルマのエンジンが温まってきた頃に会社に到着し燃費も悪く、ようやくエアコンが効いてきた頃に目的地に着いてしまう距離だと、クルマに乗るほうが何かと効率も悪くもったいない状態に。
この通勤をコンパクト電動バイクに切り替え、クルマはもう少し距離の遠い場所への利用にすることで燃費も改善するでしょう。更にクルマを駐車場から出し入れする大変さに比べ、コンパクト電動バイクは、駐輪場からの出し入れもスムーズで楽になります。
旅行やアウトドアなど、クルマと一緒に楽しむアイテムとして
コンパクト電動バイクは、折りたためるものが多く販売されているので、クルマに積んで出かけることで、パーク&ライドのような使い方ができます。人気観光地などでは、近隣駐車場になかなか止められずに、イライラしてしまうなんてこともありますよね。こんな時に、コンパクト電動バイクを持っていれば、少し離れた駐車場に止めてから、バイクを出して目的地までの移動に使うこともできます。
また京都など観光地がコンパクトにまとまっている場所では、駐車場からクルマを都度動かさず、そこからコンパクト電動バイクで観光巡りに出発です。いつもクルマでは通らない道を通ってみたら、”知らなかった新しいお店を発見できた!”なんて、楽しいオマケの出来事もあるかもしれません。
他にも、おかっぱり(陸釣り)時の移動やキャンプ等アウトドアでのちょっとした移動など、クルマとセットで利用しながら、趣味や余暇を楽しむアイテムとして人気のようです。
コンパクト電動バイクとガソリンバイク、一体どんな違いがある?
そもそも電動バイクはガソリンバイクと”何が違うのか”というと、動力の違いと言えます。電動バイクは、バッテリーに充電した電気でモーターを動かして走行します。ガソリンバイクは、内燃機関においてガソリンなどの燃料を燃焼させることでエンジンを動かして走行します。
また電動バイクは搭載されているモーターの定格出力によって免許区分が変わります。コンパクト電動バイクはその中でも原付1種に分類されるものを指します。
原付というと、皆さんは「スクーター」をイメージされませんか?
例えば、同じ原付区分のよく見かけるガソリンバイクのスクーターと、コンパクト電動バイクを比較してみました。
電動バイクのいいところはどんなところ?
電動バイクにはエンジンやマフラーなどが無いため、ガソリンバイクと比べると音が非常に静かに走ります。更に電動ならではの発進時の加速がスムーズです。また、排気ガスが出ないため非常にクリーンな乗り物として、電動バイクはECOや脱炭素に貢献しています。近年の環境に配慮した移動手段として注目されています。
電動バイクは、リチウムイオンバッテリーを主に利用しており、走行には充電しておく必要があります。しかし、ガソリンバイクの様にスタンドに毎回行かなくても、自宅のコンセントにつなぐだけで充電が可能なので、面倒ではありません。
メンテナンスも電動バイクの方が比較的カンタンです。ガソリンバイクはエンジンを搭載しているため、クルマ同様、定期的にエンジンオイルやエレメントの交換が必要になってきます。 一方電動バイクは、基本的にバイクのメンテナンスとして共通の、タイヤやブレーキパッドの交換などが必要になります。リチウムイオンバッテリーは、使用頻度にもより異なりますが、交換の頻度はそれほど多くなる事はありません。
ガソリンバイクの最大のメリットは圧倒的な航続距離の長さ、ランニングコストは電動バイクに軍配
電動バイクについてのデメリットとしてよく言われるのが航続距離です。コンパクト電動バイクの電動走行距離は、カタログ値で大体30~45kmとなっています。実際の街乗り走行では、テスト走行環境のようないわゆる平坦地を一定速度で電池がなくなるまで走行するようなことはなく、信号に停まってはスタートを繰り返し、坂道などもあるため、だいたいカタログ値の7~8割程度が、実走行可能距離と言われます。
一方、ガソリンバイクは非常に燃費が良いことで知られており、また航続距離は満タンで数百km走行可能です。例えば、ガソリンバイクのヤマハ ビーノ (2022年)の基本スペック表を確認すると、燃料タンク容量が4.5ℓ、燃料消費率(WMTCモード値)58.4km/ℓなので、概算263km走行可能ということになります。こちらもカタログ値なので、実際は更に短くなる可能性がありますが、航続距離では、圧倒的にガソリンバイクが勝っています。
しかし、最近はガソリン高騰が続き、レギュラーガソリンの全国平均金額は、170.1円/ ℓ (令和4年8月8日時点 資源エネルギー庁資料)になっています。一方電気代でいうと、1kWhあたり27円(税込)という目安が公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会から出されています。
ガソリンバイクの場合、ガソリン1ℓでの航続距離を約60km、ガソリン1ℓの価格を170円とすると、1km走行するのにかかるコストは「2.83円」となります。
電動バイクの場合、1回の充電にかかる電気代を約14円、フル充電での航続距離を約30kmとすると、1km走行するのにかかるコストは「0.47円」となります。
この例で見るように、コンパクト電動バイクのランニングコストは、従来のガソリンバイクの1/6以下と安く済むことが分かります。
コンパクト電動バイクのメリットまとめとオススメの使い方
コンパクト電動バイクのメリット
- ・ガソリンバイクに比べてバッテリー充電のコストは1/6と安く済む
- ・排気ガスを出さずにクリーン
- ・エンジンやマフラーなどが無いため、ガソリンバイクと比べると音が非常に静か
- ・自宅のコンセントにつなぐだけで充電が可能なのでスタンドにわざわざ行かずに済む
- ・メンテナンスが容易
- ・折りたためるものは宅内に保管できることや、クルマに積んで利用することができる
日常使いにオススメなのは『半径5km圏内で生活している人』
- ・都心で、会社への通勤や自宅から駅までの往復に
- ・ジムなど習い事に通ったり、近所での用足しに
- ・もちろん買い物やちょっとそこまでの移動に
日常使い以外でオススメなのは、『趣味や余暇を楽しむためのアイテムとして利用する人』
- ・クルマに積んで観光地などへ行き、観光などアクティブに楽しみたい
- ・キャンプ場などアウトドアでの、ちょっとした移動や釣りのおかっぱり移動に
- ・寺社仏閣巡りや島巡り、カフェ巡り、ポタリング撮影など、やりたい事を更に充実するために
折りたたみも可能なコンパクト電動バイクGFR-02であれば、日常でのちょっとした移動にもフィットし、旅行など使い方はあなた次第で色々広がります。
自分の使い方に合うかがポイントになりそうですが、コンパクト電動バイクで、アクティブライフを手にしたい人にオススメです!
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