
(「Japan Mobility Show2025」公式サイトより)
Japan Mobility Showとは
1954年から2019年まで、46回にわたって開催された自動車の総合展示会、東京モーターショー。2023年に「Japan Mobility Show」(以下「モビショー」)に生まれ変わり、新たにスタートしました。自動車産業の枠を超え、IT・通信・エレクトロニクス産業など多くの産業を巻き込んで「豊かで夢のあるモビリティ社会の構築」を目指すモビショーは、2025年に第2回目を迎え、過去最多となる合計522社の企業・団体が参加。「ワクワクする未来を、探しに行こう!」をコンセプトに実施され、期間中にのべ101万人が来場しました。
Japan Mobility Show2025 開催概要
会期:2025年10月30日(木)~11月9日(日)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
主催:一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA)
公式サイト:https://www.japan-mobility-show.com/
Japan Mobility Show2025のメインコンテンツ
モビショーは、移動だけでなく社会課題の解決や新しい価値を創造し、豊かで夢のあるモビリティ社会をつくりたい、という想いのもとに様々な企業や団体が結集した「共創プラットフォーム型イベント」として開催。「Japan Mobility Show2025」(以下「JMS2025」)のメインコンテンツをご紹介します。
Tokyo Future Tour 2035

(「Japan Mobility Show2025」公式サイトより)
モビショーオリジナルの「未来を考えるツアープログラム」。2035年の「陸、海、空」「道」「自然との共生」「ものづくり」それぞれにスポットを当てたエリア分けで構成され、モビリティの進化と普及によって実現されていくであろう10年後の景色や生活を体感できるスペースとなりました。
Mobility Culture Program

(「Japan Mobility Show2025」公式サイトより)
現在に至るまでの様々なモビリティカルチャーにフォーカスを当てた、モビショーの新たなシンボルプログラム。-1970年代、1980-1990年代、2000年代の3つのエリアに分けて当時の情景を名車と共に紹介した「タイムスリップ・ガレージ」や日本RV協会とコラボレーションしたキャンピングカーエリア、さらにはメーカーの垣根を超えたライドパフォーマンスなどを開催。その他、「はたらくモビリティ」の展示や、ファンが集うオフ会イベントなど、大人から子どもまで楽しめる、盛りだくさんのプログラムが実施されました。
Startup Future Factory

(「Japan Mobility Show2025」公式サイトより)
スタートアップ企業や大学・研究機関を含め、延べ159社の企業・団体が参加。モビリティ産業の拡張に向けて、スタートアップ企業を巻き込んだ共創の輪作りや、未来に向けた新たな挑戦が紹介されました。
その他

(「Japan Mobility Show2025」公式サイトより)
様々な領域で活躍する有識者が日替わりで登壇した「未来モビリティ会議」や、モビリティ産業に関わる多様な職業体験ができる「Out of KidZania in Japan Mobility Show 2025」、Japan Mobility Show 開催記念モデルや55周年モデルが登場する「トミカコーナー」、計40店舗以上のバリエーション豊かなキッチンカーが勢ぞろいする「JMSグルメストリート」など、来場者が一日中満喫できるイベントとなりました。
glafitが提案する次世代モビリティも大公開

JMS2025の会場には、glafitのブースも登場。人気の特定小型原動機付自転車(以下、「特定小型原付」)「NFR-01シリーズ」、大阪・関西万博で展示・デモンストレーション走行を行った四輪型特定小型原付「WAKU MOBI(ワクモビ)」、そして今回初披露となる「GFRシリーズ」の最新モデルなど、glafitが展開する次世代モビリティが勢ぞろいしました。
glafitが提案する未来のモビリティ
会場では、研究開発フェーズとなる三輪・四輪のコンセプトモデルやプロトタイプを通じて、未来のモビリティ体験を提案しました。
四輪型特定小型原付「WAKU MOBI」

大阪・関西万博での展示およびデモンストレーション走行を終えた、四輪型特定小型原付「WAKUMOBI」。2023年7月から特定小型原付の車両区分が新設され、16歳以上は免許不要で乗ることができるように。これを受け、2024年6月にglafitが開発を発表し、アクティブシニアの免許返納後の移動手段としても注目されています。
現在はプロトモデルでの試乗会を通じ、機能性や操作性の評価や感想のほか、所有やシェアリングなど利用シーン別でのニーズや課題把握などを行っており、将来的には自動運転の実装を見据えながら製品化を目指しています。
製品紹介ページ:WAKUMOBI
三輪型特定小型原付「NFR-T1 Pro⁺」「P.E.T」

「NFR-T1 Pro⁺」(写真左)はオフロード対応の3輪タイヤを装備し、パワーと安定性を兼ね備えた特定小型原付。アウトドアでガシガシ乗り回したい、タフなモデルです。
「P.E.T.」(写真右)は、glafit初の着座タイプのステップスルー車両。三輪で安定感もあり、足の上げ下げが辛い高齢者や、ハンディのある方にもやさしいデザインの特定小型原付です。広いステップには単独でも使えるペット用のキャリーバッグやアウトドアグッズ、大きなショッピングバッグを置いたりと、様々な使い方が可能。さらに、ルーフを取りつけてデリバリーカーに変身させるなど、ライフスタイルに合わせて多彩にアレンジできるのが魅力です。
モビチェン搭載モデル「GFR」がフルアップデート

電動バイクと自転車を切り替えられるglafitの代名詞「モビチェン」を搭載した「GFRシリーズ」の最新モデル「GFR-03」を初披露。前作「GFR-02」との最大の違いは、自転車モードでも電動アシストが可能になり、7段変速ギアを搭載した点。さらに、タイヤサイズが14インチ→20インチ、バッテリー容量が9.6Ah→14Ah、モーター出力が250W→500Wと大幅アップし、NFC対応キーと前後サスペンションも新たにプラスするなど、スペック・デザイン共に進化を遂げました。
さらに今回は、電動自転車タイプの「GFR-03J」も新登場。GFR-03のデザインはそのままに、2.4インチと1.95インチ、2種類のタイヤ幅で展開します。
参考:モビチェンってなに? 電動バイク(原付1種)と自転車を切替えて使う、日本初の二刀流バイクは何故できたのか?
人気の特定小型原付「NFR-01」シリーズも登場

特定小型原付「NFR-01シリーズ」は、新発売の専用ステッカーでドレスアップ。第2弾となるファミリーマートとの限定コラボレーションモデルも展示されました。
製品情報:NFR-01 pro NFR-01 lite
まとめ
歴史から最新技術まで、あらゆる乗り物の可能性を体感できる11日間のイベント「JMS2025」は、モビリティファンの熱気に包まれ大盛況の内に幕を閉じました。次回の開催をぜひご期待ください!
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